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スピリチュアリズムとの出会い

以前はスピリチュアルとかヒーリングとかエネルギーとか、自分には縁が無いし、正直なところものすごく胡散くさいと思っていました。(実際、胡散くさい人もいるし・・・)
それがどうしてこの世界に入ってきてしまったかというと、きっかけはイギリス人ミディアムのプライベート・シッティングを受けたことです。

ミディアム/medium とは霊媒、と言って良いと思います。霊界と通信する人です。
シッティング/sitting とはミディアムが霊界とコンタクトをしてリーディングを進めていく方法のことです。

なぜ胡散くさいと思っていたのに受けたのかというと、藁にもすがる気持ちで亡くなった父のことが知りたかったからです。
悪性リンパ腫を患った父は激しい闘病生活の末に亡くなりましたが、その父を少しでも助けるということが、私には全然できず、亡くなったあとも後悔の気持ちでいっぱいでした。
亡くなる少し前に、父が看護師さんから紙と鉛筆をもらって何かを書こうとしたのですが、力が入らなくて全く字が書けない・・ということがありました。看護師さんからその話を聞き、「何を書こうとしたの?」と聞いたけれど、父は「何もない。もう言いたいことは全部言った。」と答えました。
でも、その数日後に、父は再び看護師さんに紙と鉛筆をもらって何かを書こうとしたそうです。でも、やはり字にならない。看護師さんから見せられた紙には、まるで子供の落書きのように意味のない曲線が書かれていました。父に尋ねると、やはり「もう言いたいことは全部言った。」と答えたのでした。
その数週間後に父は息を引き取りました。

病いと薬の副作用による激しい苦痛の中で父が最後に書き残そうとしたことは何なのか・・・それはずっと、喉に刺さった小骨のように気にかかっていました。
そんなとき、知人を介して、あるイギリス人ミディアムのプライベート・シッティングを受けられることになりました。
私は敢えて父が亡くなったということも含めて何の事前情報も示さなかったのですが、そのイギリス人ミディアムから「あなたに似ている高齢の男性がここにきています。親戚の方か、お父さんでしょうか?お父さんは亡くなっていますか?」と聞かれ、とても驚きました。そして、『その男性が伝えていること』として告げられたことは、まさに私の家族しか知り得ないことでした。さらに、私自身も知らないことについて「お母さんに伝えてほしい」と言われたのですが、家に帰って母に伝えたときに、それは父と母しか知らない真実であったことを知り、本当に驚き、感動したのです。

あまりにも個人的な内容なので、具体的に何を言われたのかを公表することはできないのですが、このセッションは私たち残された家族の心を救い、癒しました。そして、私はそれを機にスピリチュアリズムの世界に足を踏み入れてみようと思ったのです。

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