今回の金沢旅行の一番の目的は、百万石祭前夜の加賀友禅灯篭流しを見ることでした。
伝統的に加賀友禅を作る過程で浅野川の冷たい水で糊を洗い流す「友禅流し」を行っていたそうです。灯篭流しは、加賀友禅と川のつながりに感謝を表し、この業界に携わってこられた故人の霊を供養し、今後の加賀友禅の繁栄を願う想いが込められているとのことです。
灯篭流しは、午後7時から9時まで。浅野川の天神橋上流から浅野川大橋の間で開催されます。
事前にチケットを購入すると灯篭を流すことができるとのことなので、夕方4時頃にチケットを買いにいってきました。
小雨が降っている中、実行委員会の皆さんが一生懸命準備されていました。
チケットは1,000円です。
購入すると、記念手ぬぐいと灯篭流しのチケットをいただけます。
見学にちょうどよさそうな場所を物色していたら、本格的に雨が降ってきてしまいました。
幸い、夜には雨があがりました。
7時少し前に着くように行ったところ、近くのコインパーキングは全て満車で、探し回ったあげくに徒歩20分ほどの場所にパーキングを見つけて停車しました。
車で行く場合は6時頃から駐車場所を確保するのが安全かな・・・と思います。
そんなわけで7時50分頃に到着しました。
事前にチケットを購入した人は本部前に並んでおり、関係者の後に灯篭を流します。
だいたい8時頃から流し始めたので、まあちょうど良かったのかもしれません。
一般参加者が流す灯篭は、ミス加賀友禅の美女が渡してくれます。
私のは、こちら。
加賀友禅の灯篭は柔らかな光で、とても素敵。
川岸からそっと押すと、ゆっくりと遠ざかっていきました。
灯篭を流したあとは、土手をあがり、この幻想的な光景を眺めていました。
地元の方によると、今年は風が強すぎて灯篭が片側にごちゃっと固まってしまったとのこと。
例年は、もっとまばらにゆっくりと優雅に流れていくのだそうです。
私は十分美しいと思ったのですが・・・いつもはもっともっと美しいのですね。
またきっと来ようと思いました。
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